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61章:〜怒りと悲しみ〜 (1/13)

61章:〜怒りと悲しみ〜

警察「では…須藤さんが歌舞伎町のヘアーメイクのスタイルを出てから、戸田ももかに声をかけられ、ジャケットの裏から銃を見せられ、柏木タツヤの運転する車まで乗せられたんですね?」


私「はい…。」


警察「車の中には柏木タツヤ、戸田ももか、藤原貴がいたと。」


私「そうです。ももかと藤原さん銃をつきつけられている状態でした。」


警察「どんな会話を?」


私「ももかの旦那の話しや、あとは…あまり覚えていません。気が動転していたので。」


警察「そうですよね。今戸田ももかの旦那の戸田祐輔さんも取り調べしているようです。」


私「そうですか…。」


警察「これは大きい事件ですから…。」


私「ですね…。今も手足のないあの人達が脳裏によぎります。」


警察「でしょうね…。でも、須藤さん、あなたはラッキーだ。」


私「はい…。」


警察「濱田純、須藤さんの美貌があったからこそ、藤原貴を撃って須藤さんを逃がしたんでしょうね。」


私「…。」


警察「濱田純が須藤さんの飲食店の常連さんだったっての、すごい偶然だよね。」


私「そのことも、ショックです。彼氏とも、仲良くしていてくれていたので。」
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世の中金なの…?2 ©著者:ももか

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