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55章:〜リサ〜 (1/16)

55章:〜リサ〜

久しぶりに昼間街を歩いてみたくなった。


布団に入ったが、寝れなかったのだ。


仕事も今日は休み…


日曜で朝からたくさんの人がいた。


通りすぎる人を観察していると、私だけ汚いオーラを放つ汚物になった気がして、吐き気がした。


たくさんのカップルが手を繋いで、笑顔で通りすぎていった。


私はベンチに座りながら観察した。


どうして私は隣に優河がいないんだろう。


どうして彼氏と手を繋いで歩けないんだろう。


なんで一緒に住めないんだろう。なんでセックスも一回しかしていないんだろう。


急に胸が締め付けられる程痛くなった。


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世の中金なの…?2 ©著者:ももか

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