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11章:19歳
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ある日、Oちゃんとご飯を食べに行くことになった。でも、オレはお金がないため、ご飯はOちゃんのおごりだ。車もだしたくないため、わざわざ迎えに来てもらった。
夜の10時にレストランに入った。久しぶりに高級なものが食べれると思うと、オレは嬉しかった。
ご飯を食べながら、Oちゃんの彼氏の話しをした。彼氏といっても、家庭がある男の話しだった。つまり、Oちゃんは不倫中だった。
Oちゃんは彼氏と別れるか、彼氏に離婚をせまるか悩んでいた・・オレはこう言った。
オレ 「好きなら、離婚させればイイじゃん。離婚しないなら遊びなんだし、いつか終わるなら自分で終わらせれば?」
Oちゃんは、そうだね・・と言いながらも表情は暗かった。
その後、オレのことを聞かれた。
オレがお金ない理由やマジメに働く理由、昔のことをOちゃんに正直に話した。話し終わってからOちゃんはオレにこう言った・・
Oちゃん「だからお前は悲しい目をしてるんだね。」
オレにはよく分からなかったが、さすがに年上は違うなぁと思った。
そんなこんなでレストランを出た。Oちゃんの車に乗り、Oちゃんにこう言われた・・
Oちゃん 「ねぇ今日は朝まで遊ばない?ちょっと私に付き合ってよ。」
オレ 「えっ別にイイけど。」
Oちゃん 「じゃあ海行くよ海!でも明日は遅刻すんなよ!」
オレ 「いやいやオールはなしでしょ。」
Oちゃん 「分かった分かった、まぁついて来てよ!」
それから海へ行った。海は本当に癒される。海を見ていると、自分の小ささを感じて、悩みを忘れさせてくれるからだ。
海でOちゃんは、Oちゃんの高校時代の話しをしてくれた。
よくあることだが、Oちゃんも昔、回されたことがあるらしい。でもOちゃんは悲しそうな顔をしていた。
それから抱きしめられた。オレにはよく分からなかったが、寂しい時には抱きしめてもらうと落ち着くらしい・・。女の子の気持ちってのは難しいものだな、とオレは思った。
そうしている間に朝の五時になった。お互い、仕事のため帰ることにした。オレはOちゃんの車で送ってもらい家路についた・・
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25歳の半生 ©著者:景
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