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1章:深夜の訪問者はホスト?
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今日は週刊マンガと月刊誌が発売する日なので、何かと忙しい。
そんな日に限って面倒な客ばかりやってくる。
「まぁぢでさぁ」
大きな声で電話しながら入ってくる女子校生。
こんな真夜中に目よりもアイラインを太くひいて、クルクルに気合い入れて巻いた髪でどこに行くんだといった感じである。
然程年齢差は感じられないが、いわゆる進学負け組の私にそんな華やかさは兼ね備えてはいない。
私はというと、肩より少し長いくらいの黒髪を後ろで束ねている。
眼鏡は幸いにも視力が良かったのでしていない。
これでも高校時代はバスケのキャプテンで、スポーツ推薦の話もあったが、頭も筋肉扱いされるのが嫌で、一般受験をした結果がこのザマである。
結局は頭も筋肉だったのだろう。
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