あがきながら毎日を淡々と
過ごしていた


夜の世界は色々な人が様々で
毎日いろんなことが起きる


慣れてはいけないこと…
流されてはいけないこと…


俺は弱っていた
何があった訳じゃないが…





なおさんが珍しく友達を　　　　連れて来てくれた。



友達の名前はなつさん


なお『なつ、はしゃぎすぎー』
なつ『どの子なの？』


席につき挨拶をしかけたら

なつ『あなた空くん？』
俺　『はい』
なつ『やっぱり似てるー』　　　俺　『誰に似てますか？』　　　なつ『なおの弟に…』
なお『ちょっと、なつ』　　　　なつ『ごめん、ごめん』



俺は不思議だった…
なぜなつさんが謝るのか？


なつさんは明るい人で
よく喋る人だった


なおさんがトイレに立っと　　　なつさんが俺に話し始めた


『なおの弟、１年前に亡くなって、なおそれから元気なくて…なおのご両親も早くに亡くなられたから、天涯孤独になっちゃって…』

『なおは辛そうな所みせないから心配で…』



なおさんが戻ると
なつさんは話しを止めた。



何もなかった様に飲み始めた




人それぞれ、みんな心の何処かに『闇』がある




言いたくないことも……
聞かれたくないことも……


俺はなおさんに何が出来る　　　んだろう？


きっと何も出来ない