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3章:再び
19の誕生日を
過ぎてから私は
少年院を出てきた。
りゅうすけを忘れた
わけではない
けどあまり思い出しも
しなかった気がする…
少年院から実家への
帰り道
公衆電話から
りゅうすけの番号を
おぼろげに押して
かけてみた…
一回目は間違えて
出たのはおばさん
二回目は鳴るけど
出なかった…
そこで私は少し
諦めた。
ってかあんまり
思い出さなかったんだからと忘れる努力をした
普通に実家に住み
教習所に通いながら
居酒屋でのバイト
充実してると思ってた
なのになんでだっけ…?
私はまた実家を出て
居酒屋のバイトも辞め
オッパブで働く事にした
給料がかなりいい
新規オープンの店で
やりやすい
寮に住み
年上の彼氏もいて
楽しくやってる
つもりだった
ある日
同じ寮住みの女の子の
お客さんで歳も近い
ノリもいい話やすい
よく来る男の子の席での話
『このノリで東京
行っちゃわない!?』
なんて私が言った為
仕事が終わると同時に
四人位で男の子の車で
歌舞伎町へと向かった
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