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11章:王子営業 (1/5)

11章:王子営業

そんなある日、とうとう「彼」に動きがあった。

まず夕方に「今日、お店が終わったころ電話しても大丈夫?」というメールが

最初のときほどでは無いけれど、一気に心拍数が上昇した私は、急に仕事が手につかなくなってしまった(T_T)

無視するわけにもいかないので、落ち着いたところで「OKです」と返信。


電話ってことは、またお店に来てねって言われるのかな?
(それしか用ないっしょ)

まだ一カ月経ってなくない??
(それはあんたの都合

どうしよう?…ってどうしようもないか


とりあえず行ける日をカレンダーでいそいそとチェックすることに。
(↑結局行く気満々)


その後の数時間を一人で過ごすのがイヤだったので、気を紛らわすために部下のN君(30代男性)とOちゃん(若い女性)を無理やり誘って食事に行くことにした。

ハイ、職権乱用(^_^;)

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