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4章:出会い (2/4)

お店の閉店時間が迫っていた。


ユカ「カオリ、そろそろ帰らねば」

私「あ、うん・・・そうだね」

何となくずっと目で「彼」を探していた私。
でも見当たらない・・・。



お会計を済ませ、数名のホスト君に見送られてお店を出る。

入口を通り過ぎ、何となく物足りない思いでぼんやりしていると・・・


「今日はありがとうございました。楽しんでいただけましたか?」


ずっと探していた彼が目の前に立っていた。

私「あっ、はい・・・楽しかったです。とても・・・」

ユウジ「良かった。ではまたのご来店をお待ちしております」

私「はいっ!」

ただそれだけの会話なのに、嬉しくて声が大きくなっていた。


ホストの”プロ”である彼からしてみたら、
本当に簡単なお客さんだっただろうな、と今は思う (^_^;)



タクシーを拾うために大通りまで出た。

ユカ「あ〜、何かストレス発散できたかも。思ってたより楽しかったな〜」

私「うん。」

ユカ「うんって・・・・・それだけ?」

私「ごめん、ちょっとボンヤリしてて(^_^;) 今日は付き合ってくれてありがとう。」

ユカ「そういえばさ、さっき入口のところで挨拶してた人、いい男だったね!」

さすが、スルドイ(笑) よく見てる。


残念ながらユカとは帰りが別の方向。
詳しい話はまた次の機会に、ということでタクシーに乗り込むユカと別れた。

私はすぐにタクシーを拾う気になれず

区役所通りをひとりブラブラ歩いていた。
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アラフォーOLのホスト日記 ©著者:カオリ

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