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3章:良
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駅の中のコンビニで
良に温かい飲み物と
煙草を買ってもらって、
タラタラ帰りながら
他愛もない話しをする。
『男ってなんで
彼女が居るのに
浮気とかすんのかな?』
「う-ん…
まあ人にもよるけど…
例えば彼女が
鮪とかだったりしたら… その…人間的にも
女的にも好きなんだけど …まあ欲求不満じゃん?? そ-ゆう時はですね
まあセフレ作るなり
なんなりしてだな…」
…まあ…。
気持ち、分からなくも、ない。
女の人側からすれば
フラれないだけ、
マシなのかもしれないし。
『…でも、最低、だね…』
「しょ-がねーよ…
欲求不満なのは…
だって女に鮪だから
別れようなんて
傷付くこと
言えねぇ-じゃん…。」
(゚∀゚)確かに-。
飲み終わった缶を
自販機の横の缶箱に捨てる。
喋っててふと気付いた。
…吐息が白い…
『…これ!』
「あ?」
『このねぇ-…
吐息が白くなるの
ぁたし何気
超好きなんだぁ-…』
かじかむ手を擦りあわせる
ジャケットのポッケに
手を突っ込んでても、
手がかじかんでちょっと痛い。
合わせた手に息を吹きかけて温めた。
「…光。」
(゚∀゚)はい?!
『…何…?』
「…」
良が歩くのを止め、
ぁたしをジッと見つめた。
…(゚∀゚;)……え?。
『…?』
「…。」
え?(゚∀゚;)…何!何?!
この雰囲気ッ!
「…」
『…ッ!』
(;´〓`)なんなんですか!(泣)
「…ひか…る『ごめん!』
良がぁたしの名を呼ぶ前にテンパって大声出して
とりあえず謝った。
…なんか
『ごめん!
ぁたし寒いし
走って帰るわ!!』
早口で言って、
家までダッシュした。
…なんか
良く分かんないけど…
良に何か言われるのが
…超怖かった……。
走ったせいなのか
心臓が妙にバクバクして、
胸が凄く痛かった。
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