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8章:転機、一。 (2/4)

順調だった。仕事も恋愛も、と言いたいとこだけど、恋愛は抜け落ちた生活だったから、つまり順調なのは仕事なんだけど。
私生活は何一つ変わらなかった。
相変わらずイズミとは一緒に住んでて、ただマンションは三部屋ある広いところに引っ越した。
家賃は、前の部屋の四倍になった。それは、特にキツイ額ではなくなってた。
一番広い八畳の部屋が俺の部屋。六畳半の部屋がイズミの部屋で、キッチンと繋がってる六畳ほどの空間が共有スペース。
ただ、家にいる時間のほとんどは共有スペースで過ごしてた。
お客さんに電話するとき、ベランダに出ず自室に行くだけ、寝るときにベッドと床をじゃんけんで決めるんじゃなく、自室のベッドに入るだけ。そんな生活は、幸せだった。
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赤い石の話。 ©著者:至音

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