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3章:新生活、二。
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「俺、すごい場違いじゃね?」
独り言のつもりで呟いた声は、イズミに聞こえてた。
「そうでもない気がすんねんなぁ、あ、服装はともかくな」
笑いを含んだ声でそう言われて、しかしそれを信じる気にはなれなかった。
イズミは、高校の頃から女の子にモテてた。背は高くない、165くらいで、中性的な風貌だったから、女の子とも普通に混ざってしゃべったりしてた記憶がある。
なるほど、ホストに向いてるんだろう。
けど、俺の方はそんなタイプじゃない。他の友達にホストやることにした、って言ったら、きっと冗談だと思われるだろう。
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赤い石の話。 ©著者:至音
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