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15章:内緒話、一。
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したらね。
サキと会うのもかなり久々ではあったけど…。
なんか、妙な色気っていうか、なんていうたらええかなぁ…。
元々、綺麗な顔してたけど、垢抜けたっていうか。
魅力的になったっていうか。
そうやね。その瞬間には、もう恋してた、みたいなねw
これ、真面目な話やけど。やから、お客さんとは色恋できないんすわ。僕が、完全友営なんはそういう理由。
だって、ほんまに好きな人、そこで接客してはるからねw
そのそばで、嘘ばっかりつくの嫌なんです。
そうでなくても僕、サキにほんまのこと、いうてへんからね。隠し事してるわけやから。
かといって今さら告白なんて、できひんしね。
あ、でもそういう感じやから僕、恋愛相談とかめちゃ得意。女の子の気持ち、なんかわかるしね。
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赤い石の話。 ©著者:至音
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