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1章:出会い、一。 (3/8)

大きさは手のひらにちょうど収まるくらいで、綺麗なワインレッドに透き通る…なんていう名前の石なんだろ?水晶でこんな綺麗で深い赤色のなんかないだろうし、色が似ているルビーやガーネットでこんな大きさのモノならとんでもない値段だろうし。
正体不明が気になったから、ネットショップに問い合わせてみた。けど、しばらく返事はなかった。

(一応問い合わせしたんだし、もらっちゃってもいいか)

そう考えて、石の名前や正体を突き止めるのはやめた。
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赤い石の話。 ©著者:至音

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