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8章:転機、一。 (4/4)

エコさんとは、撮影の度に会って話をする仲として細々と関係が続いてた。
相変わらず年齢不詳な彼女だけど、夜の世界の片隅にいるだけあって、また客商売のためか、機転が利く人という印象には変わりがなかった。むしろ、驚かされることが多かった。まぁ、最初からしてそうだったんだけども。
店の新人が撮影でお世話になる度、「なんとなくだけどねー」と言いつつ、的確なアドバイス…こいつは誉めて伸ばすべき、とか、色々と…をくれた。
ただ、彼女と会って話をするのは、彼女の働く店か、近くの、最初に話をした喫茶店だけだった。
歩いても数分の距離にお互いの店はあるのに、彼女と普通に出会うことは一度もなかった。
…そう、俺が、Jeccicaを退店してしまうまで。
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赤い石の話。 ©著者:至音

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