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6章:買い物依存症の150円の価値 (1/3)

6章:買い物依存症の150円の価値

「私ってとても寂しがり屋なの」

とルームメイトに言うと、彼女はこう応えた。

「渋谷を歩いている人って、みんな満たされてない、って顔をしているよね」

そして、誰もが口を揃えるかの様に自分は寂しがり屋、だと言うそうだ。
満たされていない?
う〜ん・・・寂しいということは、心が満たされていないからとも言えるけど、何かに対して不満を抱いている訳でもないし、目的がない訳でもない。
誰かにかまってもらいたい「子供」なだけなのだが・・・。
どうして世の中の人が満たされていないのかと尋ねると、彼女が一つ話をして
くれた。

「今日、友達に会ったんだけど、友達は10万持って来たのにもう9使っちゃったよ〜、って言うんだよ?
 そんなに何に使ったと思う?全部レコード。
 
 立ち寄るレコード店で何枚も何十枚もレコードを両手いっぱいに買ってさ。
 あとは量販品店で3万くらい何かを買ったとかも言ってたかなぁ?」

レコードに66万!?両手いっぱいの荷物で9万!?
一体どんな買い物よ?それ。

「でもね、全然満たされた〜って顔をしてなくてね。
 そのコも寂しい寂しいっていつも言ってて、会うときはいつも女の子連れてくるよ」

そんなに好きな物を買っても満たされない彼の心って一体・・・理解不能だわ。
しかもガールフレンドにあうのにいつも女の子(しかも毎回違う女の子で、初対面なこともザラなんだって)を連れて来るって、男としてどうなのよ?
私だったら耐えられない!
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アスファルトと空 ©著者:まちゃ

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