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3章:紐も絡まれば晴れ
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3章:紐も絡まれば晴れ
ちょっぴり良いな、と思う人にドタキャンが続き、逢えない日も今日で5日目。
今頃彼の腕には他の女の頭が乗っているのだろう。
でも流石に5日目ともなるとも、そろそろどうでも良くなってくる。
寂しさといものは、心の傷の一種であるが、それも外傷と一緒で、日が経つにつれて薄れてくるものである。
なんて言うのも強がりなのか、やはり陽が沈み闇が私を包み始めると、どうにもこうにも切なくなる。
ただ単に寂しさからくるものであって、彼でなくても構わないのかというと、そういう訳でもない。
彼以外の人と過ごして、気が紛れるのかというと、決してそうではない。
こんな私に付き合ってくれている人には大変申し訳ないけれど。
でもそれが嫌だったら、どうぞ私をお見捨てになって。
なんてことばかり言ってるものだから、いざというときに本当に頼れる人がいないのだ。うわべだけの付き合い。
何だか昨日は非常に腹立たしく思えていた。
何に対してか?って?分からない。
とにかくムカツクのひとこと。ウジウジしているよりかはマシじゃない!
あら?結果オーライってやつ?そう思うとほんのちょっぴりだけど、ハッピーな気分になれた。
単純だなぁ、私。所詮は私も1本の紐だから。
人間関係なんてものは、そんな紐の束。
絡まることもあれば、結ばれることもあるし、平行線のときもある。
単純だけど、複雑なもの。
でも、決して解けない紐はない。
根気強く挑めば。ただ大半の人は途中で投げ出してしまうだけで。
匙を投げ出すならぬ、紐を投げ出す、である。
投げ出すという表現は横柄 かもしれない。
人間諦めというものが肝心なときもある。
それをいつまでも意固地になって挑んでいると竹箆返しを食らうときがある。私がいつもそれ。
分かっているなら止めれば?とよく言われるが、そうね、分かってはいるのだけれど、性分というか・・・なかなか止められずにいる。
まぁ、それも人生。自分が良ければそれで良い。また独りよがりな書き方かもしれないけれど。嗚呼、今日は天気が良いなぁ。
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