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18章:初めての夜 (1/1)

18章:初めての夜

あたしがとったホテルは キングサイズのベッドがある 広めの部屋だった


まことがあたしに
手を差し伸べてくれた


暖かい 大きな
でも スッと伸びた 綺麗な指


「手 冷たいやん
寒いん

「緊張してんの(笑)」

「あね 大丈夫だって

部屋に入り


電気をつけた


「お茶入れるね」

「ななちゃん…

もう 緊張するなや 普通にしたらいい


あたしは お茶を入れ ジャケットを脱いだ

まことも ジャケットを脱いで

お茶を飲んだ


あたしは
正直 極度の緊張感と睡魔で
いっぱい


「まことくん…

あたし…


てか 泊まれる


スゴイあたし


言っちゃった


「そのつもりで 部屋来た

一緒寝よう…」


あたしが 眠たいのを察し

まことは
ベッドに行こうと言ってくれた


ロンTにジーンズのまま
2人とも 布団に入った

「おいで…」

まことが腕枕をしてくれる


もう 体裁なんかない…

あたしは まことに会いに
まことに甘えに来たんだ


まことにあたしは
つつまれた


久しぶり
温かい腕につつまれた

そして
目と目があって

あたしは まことに
キスをした


本当に軽い
俗に言うフレンチキス

まことは最高の笑顔をあたしにくれ

あたしをさらに
包んでくれた


時間よ止まれ…


本当にそう 思った

そして
あたしは 温かいまことの腕に安堵されすぐさま 夢の中へ
行ってしまいました
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すすきのから愛をこめて〜まだ見ぬあなた〜 ©著者:まこと

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