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13章:元彼
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13章:元彼
あたしは短大卒業してから
金融会社に就職した…
あたしは 営業に配属…
営業と言っても
あたしは 天性(笑)のセールストークで
数字をうまく上げていた…
9時半から7時までの勤務でほぼ残業はなし…
仕事に慣れてきたら遊びたくなった…
すすきので
ひとりで行けるバーの常連になった
働いてみたいな…
あたし こんな仕事したいな…
ひょんなきっかけから あたしはすすきのの スナックで働くようになった…
スナックを選んだのは 単にお金が欲しかったから…
あたしは 会社辞めて 小さな和風バーを経営する夢を持ったから…
その頃あたしには
同じ会社に彼がいた…
2つ上で ぶっちゃけ うだつの上がらない営業マン…
よく お小遣いあげていた(笑)
一緒に暮らしたが
一人っ子のワガママゆえ… 疲れて別れた…
その男が…
昔の知り合いから あたしのメアド聞き出して…
「山下です。 久しぶり ○○からななこさんのメアド聞いて
しました」
はぁ
普通教える
うぜー こいつ…
つか 今更なに
あたしの率直な感想…
「ななこさんの夢をみた… お金に困ってる…」
ぶっちゃけ あたし
困ってる…
借金はないが
彼と生活はじめて…
貯金は経る一方で
底ついたのは事実…
「助けてあげたい」
「何を
」
「一緒暮らしてるとき 助けてもらったから お金援助したい」
お金…
お金の3文字で
気持ちが揺らぐあたしは…
正直者でしょ(笑)
あんなに ウザって思った元彼に会ってもいいやと思ったんだ。
3日後…
札幌駅のとある カフェで10年ぶりにあった…
第一印象…
ダサっ
昔は…
惚れてる頃は
稲垣吾郎にソックリくらい…思ってたが…
真っ赤なダウンジャケットに
Levi'sとデカく かかれた 真っ赤なベルト…
ぶっちゃけ 並んであるきたくない…
まぁ あたしが 日々 すすきので 綺麗なホストくん見てたり
あたしの彼見てるから…
現実はこんなもんなんだよね…
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