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9章:居場所 (1/1)

9章:居場所

あたしは ここ最近
笑顔が出来なくなっていた


あたしの笑顔を見に
お店に来てくださるホステスさん…

「なな姉 最近 元気なぃじゃん
大丈夫


あたし…
プラベと仕事は
絶対分けるタイプなのに…

仕事に集中出来ない…


あたしが一緒に居ない間…
彼は何してるんだろ

あの女と会ってるの

今日帰ってこなかったら…
どうしよう…


以前は沢山マメに
くれたよね…


あたしが 仕事 終わって ご飯作って
待ってるの 知ってるから
「今から帰る
連絡

「なな お客さんとご飯行くから 今日はご飯作らなくていいから」って

くれてたよね


バーテンダーでも
お客様にお酒勧められたら飲む…


酔っ払って
店泊…

以前は 店泊するときは必ず してくれてたよね…


ななが心配するから…ってさ…


今は全く…


あたしは ひたすら
何事も待つのみ…


会話も
帰りも
も…


あたしは
待つのみ…


仕事に集中出来ない…


心 仕事にあらず…


心の隙間が…


隙間じゃなく…


大きな 扉が
がちゃんと…


開いた…


あたしは…


体調不良を言い訳に…
初めて 早退した…


でも 部屋には帰りたくない…

まだ 彼が居る…


「お前 仕事投げ出すような奴なの」と あざけ笑うに
違いない…


ここまで
思うなら…


とっとと別れたらいいのに…


帰りたいのに
帰れない…


可愛がってる
ホストくんにした…


寝てる時間…

わかってるのに…

他にわがまま出来る相手が見つからず
さとしにした…


「あたし 今から
食べ物抱えて ラブホ行くから 来て

「何があったの…わかった
行くから 待ってな

さとしは
30分で来てくれた


持ち込んだ
セブンのお惣菜 ビール
つまみながら…

事のいきさつを話した…


さとしは出勤する
直前まで あたしのそばに居てくれ…


つかの間の時間…


あたしは さとしの
「腕枕」の中に居て眠れた…


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すすきのから愛をこめて〜まだ見ぬあなた〜 ©著者:まこと

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