10章:イメチェン (6/6)

これだわ。これが専務の言っているギリギリの営業だ実戦してみて初めて掴んだこつ！


そして入店して初めての指名のお客様！


うれしい♪


営業が終り専務が褒めてくれました。こんなに早く俺の描いた営業が出来るなんて！おめでとう。今日は初指名記念に俺からプレゼントをあげるよ。


そう言うと棚から一本のバイブを出して来た。これは初恋の女に使ってたバイブだ、辛い時やおかしくりそうになった時に、これを見ると落ち着く。


まさみもこれから。こんな営業をしていると、おかしくなる時がある。そんな時このバイブを見るか、もしくは使ってみれば癒されるはずだ。


でもそんな大切な物はもらえません。いや俺はもうかなりの変態の領域に入ってるから。変態営業で病む事はない。


まさみは新人だから。これからたくさん病む事があるだろうから持って行け。


専務の大切な思い出のバイブを私みたいな新人にありがとうございます。


いいんだ気にするな？


はい。


嬉しさのあまり友達にその事を話すと、あんたそれセクハラ受けてんじゃないと言われました。