田中君が店を辞めていってしばらく月日がたった。　
なんの変哲もない日常がすぎていった。　

自分はキャストなんてただの穴だと考えていたのだが、田中君とRちゃんの幸せそうな姿を見ていい加減ちゃんとした彼女が欲しくなっていた。　

そこで自分は頭ごなしに穴と考えないで色々デートしてみることにした。　

風紀した女をすぐにばっくれないである程度デートしてみた。　
しかし自分に好きといった感情は一切でてくる気配は感じられない。　
好きでもない女とは本当何処に行っても退屈なものだ。前戯などするのも馬鹿らしい。　

自分なりに恋といったものを模索していたある日の事であった。　

仕事中にキャストが話かけてきた


「Mちゃんと付き合ってるでしょう？」　


何故ばれた！？まさかMがばらしたのか？　
とりあえず聞いてきたキャストに問いただしたら渋谷を2人で歩いてるのを見たらしい。　
世の中狭いものだ。まさか目撃されるとは。。。。　　　
やはり都心なんかに出掛けるのではなかった。今の仕事場を失うリスクを負うほどMちゃんの事は好きでない。
お試し期間中のデートを見つかるとは本当運がない。