しばらく同じ職場で同じ家にいた田中君とお別れをした。　

店長、木本、江藤君と4人でのスタートになった。　
しかしこの長い月日の中他に男子従業員の面接などが無かったわけではない。　
薬中やらホームレスに近い奴などまともな奴が来なかったのである。　
もちろん不採用。　

しかし面接してる自分としては薬中とかなどは特に気にはしなかった。自分とノリが合うか合わないかで決めていた。　　

基本的にキャバクラのボーイなどする奴にまともな奴はいない。第一まともなら昼間働くもんであろう。　
他店のボーイもまともな奴は1人もいなかった。　



ボーイの仕事ほど楽な仕事は中々無い。　
ホストみたいな馬鹿みたいに酒を飲む必要もない。　裏方で自分の好きな量を飲み、ほろ酔いくらいで業務をこなすのがベストだ。　馬鹿みたいに飲ませる客もいるが、そいつが帰るまで見えない所に隠れてホールに出なければいいだけだ。　
たとえ酔い潰れたとしてもそんなにお咎めをくらうわけではない。　　
そして職場には大量の女がいる。　
自分がやった女を目当てに指名で来る客は非常に笑える。