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66章:傘 (1/1)

66章:傘

この前ね 傘を 買いに行ったんだよー

今 梅雨でしょ 気合い入れて 行ったらね

出逢ってしまいまして 彼と

ババリー風 傘と 書いてある 傘に

そちらが そうこられますと コチラもね
ドキドキ するのは 覚悟の上で おじいちゃんに 「ババリーって 何ですか」と 訪ねたら
おじいちゃんは 待ってましたとばからりに

「バーバリー あるでしょ アレの偽物で ババリーってのが あるんだけど そのババリーの 偽物」って 元気よく 説明してくれたよー

「おじいちゃん 売れないし」って アドバイスしたらね エヘってなってた

店には コーチャーって書いてある 財布とか 線が 五本もある アディダス みたいな靴
たくさん あってね

ドキドキ だしー
もうね 「恋しましたー」って 感じだよー

あっでもね おじいちゃんは 嫌いー

だってね 意味不明な言葉の
オレンジジュース
売りつけたんだよー オレに

所詮 お金が 目当てだったと お気づきに なりましてね

別れる 事に しましたし

クラクラって なるとコロっと しちゃう所が 駄目ねー オレ様も
今月は 反省する事に決めました駄目なオレ 以上。
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生き物図鑑 ©著者:ビっケ

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