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50章:爆弾
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50章:爆弾
たぶん 高1
の時に3人で
爆弾作ったよー
。
爆弾って言っても
花火の火薬を 箱に入れただけなんだけど ちょっと ドキドキ
ね
。 学校で 作ってたんだけど みんなね また何かしてる
的な 感じで チラッチラ見てるの
。
女子の1人がね 「何作ってるの
」って 聞いてきたから ストレートに 「
爆弾だよー
」って 言ったら 「バカじゃん」って 言って笑ってたよー
。
本気の呆れ笑いでしたね 浅野さん
。
それから 何日か経 いよいよ 完成だしー
。
同級生とかにね 「学校の帰り 川で
爆弾 大会やりますよー」って 宣伝したらね 20人くらい 集まったしー
。
アホね 皆様
。
笑ってた 浅野さんも 友達と 見に来てたよ
。
夏だったからみんな裸足でキャキャやってます
そして いよいよ点火ね
点火と言うか 火着けるの怖いから 焚き火に
爆弾なげたの
なーんも ならんし
。
女子集が「お前ら バカだしー
」みたいな事を申して おりましたが
1〜2分が 経った時ね
「ズドーーーン」って 爆発ね
。
本当に ただの
爆弾でしたね
。
だって 揺れたんだよー地面
。
地面に 穴もあいたし
。
「バカね」って おっしゃられてた 女子集も
ポカーンって なってたしー
。
そして 本当の爆弾に気づく事に なります
。
「アレー
靴が無い」って 1人が 言いますがある訳ねーし
だってね 焚き火する時に なかなか着かねーから靴 薪にしたんやしー
。
皆様ガタガタと 騒いでいらっしゃるからね 「爆発で 飛んだんじゃん
」って 言ったら 「そっか」って なってたけどね 飛ぶ訳ないのですよ 浅野さん
皆様の靴は土手の上に あったのですからー
。
本当うっかり者ね
浅野さん
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