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29章:不思議なおじさん (1/1)

29章:不思議なおじさん

不思議なおじさんが親戚にいた。
いつも シャツに 入れ墨の絵が書いてある服を着て 村のお祭りがあると竹笛を持ち 出陣する ちょっぴりイカシテいかれた人がいた
私が小学校のある時 おじさんは 血まみれで 帰ってきます。「おじさんどーしたの?」と聞いたら パトカーに 引かれたと 言ってた。
次の日 警察がおじさんの家に来て バームクーヘン置いてきました。 今考えれば 有り得ない だって 普通 TV出ちゅうでしょ お巡りさん。駄目だろバームクーヘンでもみ消したらねー
何故おじさんが 変わり者だと 分かってしまったかと言うと 学校帰りの中学生が おじさんの家を指差し 「ここの家キチガイがいるよー」って言ってたからだしー。
あー やっぱねって思った
少し前の 大晦日に 逆上がりするから 見ろって言って 電線で逆上がりをした
電線わ 切れて 停電ね大晦日におじさんの家だけ(笑)。
たぶん 働いてなく 毎日酔っ払ってたから親戚中には 煙たがられてたけど オレは 好きだったよー
そして 来る時が 来ます。
2年前の夏にラジオを片手にチャリで 甲子園の予選を見に行ったおじさんわ 倒れて病院に運ばれました
2日後に 車で迎えに行き おじさんに「駄目だよ お酒」って言った。
その一週間に おじさんは 死んでしまったけど オレは 悲しくならなかった
だってね こんなに 素晴らしい おっちゃんはいないって 思ったから
みんなが 嫌う素晴らしいおじさんの話しね
まーね ヤバイは やばいけどねー
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生き物図鑑 ©著者:ビっケ

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