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シエロで約2年間が過ぎた頃、社長の剛さんに珍しく裏の事務所に呼ばれた。
「健次そろそろ店1件やってみる?健次だったら1件任せてもいいんだけど‥」
って言ってくれた。
俺は即決意した。
やります。
10代の頃に亡くなってしまった○○さんがたまに言っていた‥
「いつか健次君のお店オープンしてね。すごい楽しみにしてるから。」
って言っていたのを思い出した‥
社長に期待されていたのも嬉しいし、○○さんとの約束って訳でもないけど店が出来るのが嬉しかった。
俺は新店舗のオープンの為にまたバタバタと動き始めたんだ‥
当時俺は25歳だった。
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