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7章:トパーズの言い伝え (2/2)

―…チリン…― 



遠くから聞こえる鈴の音。


…これは…




―…ニャァ…ニャァ…― 



…クロ…!!? 


…危ない!こんな場所に来たら! 

俺は焼けた喉ですでに声になっていなかったが構わず叫んだ。
そして…だんだん意識が遠退いてきて―…



…遠くで、声が聞こえた。






―…やはり…死の運命からは逃れられなかったか…―


…誰だ?




―…その少年は死の運命にあった…それをお前が助けた…― 



―…だが…再び死の運命が今忍び寄ってきている…―


―…お前はすでに一度…少年の死の運命を請け負ってしまっている…二度目は確実な…死…―



…クロか?クロなのか?お前…何言ってんだ…?



―…お前はどうしたい?…その尊い2つの命…― 





…助けてぇよ!俺のすべてに代えても!!





―…先ほど言ったはずだ…二度目は…確実な…死…本来ならば、あの公園ですでに…

……お前はこの世の者ではなくなるはずだった。

…あの時…私が半分少年の運命を請け負い、かろうじてお前はこの世に留まっているに過ぎない…それでも助けたいと…?…―




…俺は…もう…死んでいるのか…?






俺は意識の無い中…傍にいるであろう、りょうやと菜々美を力いっぱい抱き締めた。 




…クロ。俺が生きてるか死んでるかなんてもういい…。

…頼む…

…頼む… 

…俺の大切な存在なんだ…
…りょうやと…

…菜々美を…

…頼む…!!

































… 








…… 








…なぁ。 




菜々美。 




トパーズの昔からの言い伝え…




知ってるか…? 






トパーズを肌身離さず身につけていると… 






真実の恋人と生涯離れずにいられる… 






…ハハッ。 






…当てになんねーな…。 


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黒の扉 〜トパーズ〜 ©著者:金木犀

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