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6章:吉野家
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6章:吉野家
「お疲れ様
今お店終わった
瞳さん マジ 吉野家でいいの
」
「あたし 納豆と鮭食べたいから(笑)」
相変わらずのミニメ…
「じゃあ 待ち合わせは
」
「すすきののセブン前で」
本当…
出会い系の初顔合わせの内容だゎ(笑)
自分の身長
着てく服装を簡単にミニメして…
10分後セブン前で…
すごい…
ドキドキ
落ち着け
瞳
こら
情けないぞ
手に汗かいてる…
「瞳さんだょね
コウです(笑)」
どうしよう…
本当に…あきらだ…
息が止まる…
今でも初対面のあの気持ち…
忘れられないよ…
「おはよう
コウくん 初めまして 瞳です」
冷静に…
絶対 年上の威厳…
守るんだ
絶対 あたしのペースに…
「てか 若いよね
俺とあんま変わらないみたい」
それは ないかな(笑)
衝撃的なコウとの
出逢いだった…
並んで 吉野家目指して歩く…
何か話さなきゃ…
でも 言葉が見つからない…
「ごめんね。 いきなり 朝定行こうなんて誘ってさ。
もぅ10時だし……
眠いっしょ
」
「あたし
大丈夫
つか お腹空いたね」
とにかく…
座りたかった…
ドキドキがバレそう…
並んで歩きたくない…
あきらなの
コウくんなの
どっちにドキドキしてるの
吉野家到着…
コウも あたしと同じ 納豆と鮭 そして
牛皿…
「お肉一緒食べよう」
「ありがとう…いただくね」
お箸をひっくり返そうとしたら…
「気にしないで
直箸で(笑)」
早速 崩される
ペース…
ざわつく店内に
歳が違う…
明らかに
ホストとお客様のあたしたち…
味なんか堪能出来なく…
詰め込むように 取った食事…
今もよく 覚えてます。
コウが
ご馳走してくれました
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