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7章:母。
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私が何回慰めたって、効かなかったのに。
ゆうくんの言葉が母を救った。
なんだか、すごいねゆうくん。
母は、私というフィルターを通してしかゆうくんを知らないけれど
私の相手にはいつもあまりいい顔をしないのに、
ゆうくんに限っては大絶賛。
中学生の頃の
やけに礼儀正しい1つ年上の彼のことは
とっても気に入ってたみたいだけど
あとはけちょんけちょんだったもん。
最初は、なんでなんで?と思うんだけど、結局別れの理由は母の想像通りだったりしたなぁ。
今までの彼氏は、フィルターである私自体があんまり良くない状態だったから良く見えなかったのかな。
会ってから酷評したのは別として。
その場合は、私が盲目になりすぎていて気付けなかっただけで
大体だめんずだった。
見る目もなかったし、そもそも私がだめんず好きだったんだよね、多分(笑)
だめんずを寄せ付ける体質だったとも思うしね。
そこは自覚があって、後でそれについてまた書くけど。
自分の好きな人を好きになってもらえると、自分自身もきっと周りから見て良くなっているんだなーって思えて、自信になるよ。
たっくさんの人の中から、ゆうくんを選べた自分に、乾杯。
私を選んでくれた、そして母のことも丸ごと好きになってくれたゆうくんにも、乾杯。
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「あなたの彼女」 ©著者:美桜
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