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4章:私は石。 (3/7)

昔ね、海岸沿いに住んでたの。


割れたガラスが海水に洗われて、カドが取れて、キラキラ光る石のようになって砂に紛れていた。

それは私にとっては宝石で、集めて大切にしていた。


両手にいっぱい集めて帰ると、
母が言う。


「またそんなゴミ集めてきて。
まったくもう。」


それを聞いてはふてくされて。


大人はわかってくれない。
一生懸命探して見つけた宝物なのに。



でも、自分が大人になってしまうと、

それはやっぱりゴミだった。
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「あなたの彼女」 ©著者:美桜

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