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3章:ものがたり。 (6/9)

魔法使いは美しいので、
魔女たちは自分のお気に入りの魔法使いを隣にはべらせて歩くのが好きでした。


今日も、少年は魔女と約束があります。
たくさんのコインをくれる魔女なので、しっかりと仕事をしに行かなければなりません。


石になった魔女を、肌身離さず身につけていたい。


少年は葛藤していました。
石になっても、心はあり、声は聞こえている。


「ぼくは、あなたと、ふつうのともだちになりたいんだ。」


あの日言った言葉を、
他の魔女に言っているのを聞いたら、どんな気持ちになるだろう。


少年は迷って、石を置いていきました。

石は寂しく、少年の帰りを待っていました。帰ってくれば、優しく口づけてくれるから。

石になってから、少年と一緒にいられる時間は増えたけれど、
魔女だった頃のように、少年を隣にはべらせて歩くことはできなくなってしまった。


魔女に戻れば、またあんな風に歩けるけれど…
石になって初めて、魔女は「信頼」と「愛情」が都市伝説でないことを知ることができたのです。
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「あなたの彼女」 ©著者:美桜

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