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3章:コルクボード (1/3)

3章:コルクボード

コルクボードを眺めていたら、
だいぶ時間が経っていた。



まだ垢抜けてない頃の、
陸との写真。
付き合った記念にと、
告白の返事をした後に
撮ったやつだ。




コルクボードは高校の時から、
部屋に飾っていた。




その時その時の、
思い出と宝物と一緒に。




ずっと変わらず貼ってあるのは、
サキや女友達との写真。




イオリの写真は陸が怒るから、剥がしたしね。




本当はこのコルクボードを買った時は、当時の彼氏との写真でいっぱいだった。




あの頃は、ずっとそのまま飾っていけると信じてたな。




今でも思い出す。
楽しかったな、
幸せだったって。




今なら、もっと上手く
付き合えたんじゃないかって。




そんな思い出を重ねて、塗り替えてきたコルクボードを見ると。
何だか切なくなってしまった。
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元カレ。 ©著者:朝日

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