5章:はじめての訪問 (6/6)

まぁ何が言いたいかと言うと、ｴﾚﾍﾞｰﾀｰ降りて一番奥が私が勤める店だったから、翔ちゃんの姉さんの店はその手前にある訳でして。

毎日出勤の度、姉さんの店の前を通って自分の店に行かなくてはいけないというなんとも複雑な気持ちでした。



(余談ですが、職場の先輩には翔ちゃんの事全部話してたから、たぶん私の変わりに怒ってくれていたのでしょうね。店閉めて帰る時うちの店より早く閉めてるお隣の店の前に痰を吐いたあ○みさんの事が今でも私は大好きです。ちなみに「ちっ」ていう舌打ちも、どういう時に行うのが適切なのか正しい使用方法もあ○みさんから学びました)