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7章:育ち、育てる (1/22)

7章:育ち、育てる

匠は時間が前後したり、アタシの知らない固有名詞を混ぜながら、自分の半生を、匠になるまでを語った。
まるで懺悔か告白のように。
何度も口にしたのは、「オレなんて、」や「しょせんホストは、」という悲しい卑下する言葉。


「お客さんは、どうせオレなんて替えが利く玩具にしか見てへん。来店の約束なんかしたって意味ないんよ。連絡したってテキトーな嘘答えて、余所のホストにもおんなじ事言うてんねん」

自分がホストに同じことされたら、激怒すんねやけどな。

自嘲した匠が、ため息と一緒にそう言った。
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キミはホスト ©著者:はるなやよい

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