彼のラストイベント１０日前にシャンパンタワーの申し込みをした。

迷った末に選んだタワーだった。

彼とのお別れが近づく

思えば楽しい日々だった

感謝の気持ちと、自分へのケジメとして彼にタワーをプレゼントした


莫大なお金は使ったが、それ以上に楽しい貴重な時間だった。

私は元々男を信じられないタイプだから、ホストに本気で恋をするなんて考えられなかった。

でも甘えたり愚痴ったり、一緒に笑ったり、怒ったり、泣いたり、傷ついたりした時間は生きているって思える時間だった。


すごい数の花。
最後の同伴。
彼は忙しく席を回ってあるいた。


最後のビックイベントだ

タワーにシャンパンが注がれた。

シャンパンコールの中、彼は私の手を取りソファーの上に立ち上がった。

そして私を抱き寄せた


そして耳元で愛していると囁いた


そして皆が見る中
キスをした。


店をあがったらもうホストじゃないから、俺を信じてついてこい！


涙が込み上げた