19章:光射す方へ… (2/19)

その日もいつもの様に 職場に付き 開店までの時間 トイレに籠もった。


茶封筒から パケとポンプを出し どっかの店のポイントカードを出し半分に折る。
カードの折れ目にシャブを入れ それをポンプに流し入れる。

カードに少し付いて残ったのも 丁寧に慎重に入れる。

だいたいツメ８くらい。まだ いけるけど 仕事だし あまりキマリ過ぎてもヤバいから。

水を吸い上げて ポンプの中で溶かす。

塊があったら痛いので 完全に溶かす。


腕をまくり ヘアゴムを巻き 血管に針をさし 血を１回逆流させてから入れる。


喉に嫌な味が込み上げる。
混ぜ物が多いと吐きそうにもなる。

しばらく便器に座り シャブを味わってから 茶封筒に元通り戻し トイレをでた。




開店前の店の前に 警察が立っていた。






幻覚ではなく 本当に。