18章:嘘の世界 (3/4)

自分が嘘ばかり 付いているからか 私は 人を信用する事が 出来ない人間に なっていた。

「ナオちゃん可愛いね〜」
はい 嘘。
「ナオちゃんの卓だと落ち着くよ」
はい嘘。
「俺、彼女いないし」
はい嘘。




それでも私は ホスト通いを辞めなかった。



週３ペースで 通い 朝方まで飲んで シャブを打って仕事をする。


こんな生活。


シャブのせいで 部屋は キレイだったし 娘のお弁当も 可愛く作って 娘に喜ばれたりしたけど 全部 偽りなんだよ。



胸が痛んだ。


その頃の娘は３歳。

１番ママに甘えたい時期だ。


だけど ママは…





胸の痛みを消したくて 飲む。 打つ。




神様 ごめんなさい。


せっかく私に天使を授けてくれたのに…