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8章:カウズブーツ (1/38)

8章:カウズブーツ

☆出発の朝
朝が来た。
体がだるい。のそりとアヤノは重たい体を起こした。
隣ではシュリが寝ていた。
それを横目にアヤノは静かにベッドから降りて、太陽の光を遮断するようにひかれた重たいカーテンに手を掛けた。
少しもれるその光は、アヤノの目を射る。
強いその光は今のアヤノにはきつい様だ。
目を閉じ再びカーテンを閉めたアヤノは、ふと、視界に入った鏡の前に立つ。
体の調子からいって明日にはその力は失われ、床に伏すことになる。
生まれてから何度も体験していることだが、やはり慣れる事は無い。

「…アヤノ?」

隣から人の気配は消えてシュリは目を覚ました。
起き上がったシュリは鏡の前で立っているアヤノを発見する。

「おはよ」

笑って挨拶をしたアヤノの様子を見てシュリはすぅっと目を細める。
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双鬼戦記 ©著者:ひくう

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