☆シュリとアヤノ

「どういう風の吹き回しだ？」

屋敷に招いてもらって。
しかもわざわざ、そうさせようと言葉を巧みに使ってまで。

「あら？せっかくお金持ちなんだし、部屋も余ってるみたいじゃない」

通された部屋はかなり豪華な部屋だった。

「それに私カフェロが気に入っちゃってさ」

「それは、どういう意味でだ？」

「どういう意味って？」

服脱ぎ始めたアヤノだが髪の毛が絡まってなかなか脱げない。

「アヤノ……カシーナが探し求めた『天使』だ」

シュリはアヤノの髪の毛を解きながらそう、はっきりと伝えた。