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16章:謎解き
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「梨香・・・健ちゃん行っちゃったよ。」
入り口の戸に寄りかかりながら、梨香の背中を見て話す。
この部屋には入りたくない。
いろいろな思いが渦巻いている気がして・・・。
「真美ちゃん・・・ありがと。」
意外な言葉に少し面食らいながら、黙っていると梨香が話しだした。
「だってさ、健ちゃんを巻き込む訳にはいかないじゃん。いいひとなんだもん。真美ちゃんには悪かったと思うけど・・・」
泣いているのだろう。鼻声だ。
「真美ちゃん、今までありがとう。もう出ていって。そこに鍵があるから。」
辺りを見回すと、足元に鍵が落ちている。
車の鍵も付いていた。
「梨香もう疲れちゃった。自首するよ。」
梨香はまだ、こっちを見ない。
「だから、真美ちゃん出ていって。」
アタシは信じられなかった。
「梨香・・・ほんとにそう思ってる?」
「・・・うん。」
「じゃあアタシを見て話して。」
梨香の体がピクリと動く。
梨香は黙ったまま。
「ねぇ梨香。我慢しないで・・・。」
梨香はまだ黙ってる。
「アタシの気持ち・・・正直に言うね。・・・梨香が居なくなったら悲しい。でも、愛せない。友達として、親友としては好きだけど。愛してるのは大樹だけなの。」
梨香がやっと答えた。
「・・・何が言いたいの?」
殺されるかもしれない。
ううん、目の前で梨香が死ぬかも知れない。
「だけどアタシは・・・梨香に最後まで付き合うつもり。・・・だった。」
口の中はカラカラだ。
「・・・つもり、だった?」
唾はないけど、ゴクリと喉を鳴らす。
緊張した、張りつめた空気が流れる。
「アタシは・・・」
――――ブロロロロロ…バタン!!!
バタン!!!
車が停まる。
何台も。
――――ああ。
最後の時が来た・・・。
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