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15章:困惑 (10/13)


近くのコンビニで北川刑事が署にFAXを流している間、車で待機していた。


――――健次に電話するべきか…


俺は迷っていた。

あいつに何を話していいのか…


相当なショックを受けるだろう。

ただ、俺だったら・・・

愛する女の事は何でも知りたい。


たとえ、耐えきれない現実だとしても。


「・・・どうすっかなぁ・・・。」


頭を掻きながら、携帯を見つめる。


―――ガチャ「いや〜お待たせしました!」

北川刑事が息を切らしてドアを勢いよく開けて、入ってきた。
「また雪、降ってきましたわ〜。」

頭の雪を降り払い、ハンドルを握った。


窓を見ると、確かにチラチラと雪が降っている。


「どうでした?やっぱりスリーナインで購入したものでしたか?」

シートベルトをしながら、一呼吸おいて話してくれた。

「まあ、間違いないでしょう。スタンガンの品番が一致しました。ただカメラは、違う場所で購入してる。例の写真の。」


真美が撮られてたやつだ。


「じゃあ次は電気店ですか?」

北川刑事は首を降り

「いや、そっちは捜査本部で調べにいってます。我々は、・・・向かいましょう。寄る所とかありますか?」


俺はまだ迷ってる。


「・・・いや、大丈夫です。・・・あ、一度着替えに家に寄ってもらっていいですか?スーツ姿はどうも・・・」

苦笑いをして北川刑事を見ると、ガハハと豪快に笑って

「いいですよ。確かにスーツは窮屈ですよね。じゃあ道案内お願いします。」


ハンドルを切って、俺の家に向かう。


北川刑事を残して、自宅に入った。


スーツを脱いで、シャツにジーパンを履き、コートを羽織り熱帯魚の餌をやる。


――――やっぱ、自動餌やり機?欲しいなぁ。


―――――ピンポ〜ン


インターフォンがなる。

―――北川さんか?
なんかあったのか?

「開いてますー!どうぞ。」

ドアを開けた音がしたから降り返るとそこに立っていたのは

「・・・帰ってきたのか?」

健次だった。


「大樹さん、何があったのか、全部教えてください。」


左手には、大きく黒いバックを持っていた。

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―深愛―果てにあるもの ©著者:まいん

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