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15章:困惑 (9/13)


「どうも。実は本田さんに聞きたい事があって来たんです。」


――――男の名前は本田というのか。


「え、え?なんですか?」

男はオドオドとして、落ち着きがない。


「いや、松永さん。知ってるよね?あの人、母親に殺されたって知ってる?」

本田という男は、ああ!と言った顔でベラベラ話し始めた。


「もちろん!松永さんはうちの常連だったしねぇ〜、僕もびっくりしましたよ〜。まあ普段から母親を殴ったとかなんだとか言ってたし。自業自得なんじゃないですか〜。」


川島が頷いて

「そうなんだ〜結構話ししてたんですね。本田さんとは仲良かったの?」

と聞いた。
本田は笑いながら

「まあ、店長のお店の常連だったし、誰が好みとかいろいろ話ししましたよ。僕は聞く方が多かったけどねぇ。・・・・ところで、後ろの人・・・。」


本田がチラチラとこっちを見てる。
川島が説明する。

「こちらは松永さんの知り合い。ちょっと聞きたい事があるんだってさ。」

――――ここで俺の出番だ。

「どうも。ちょっと聞きたいんですが、博昭はここに、いろいろ買いに来てたみたいなんですが、ここ2〜3ヶ月で何を買っていったか、教えてもらえませんか?」


本田が心配そうに、川島を見る。


「全部話してあげて。大丈夫、本田さんには害ないから。」


本田はまたオドオドして、
「なにかな・・・あんまり覚えてないよ。」

すさかず川島が

「購入リストあるでしょ?ここはポイントカードあるんだし。全部リストアップして教えてあげてよ。今度サービスするからさ。」


本田はニヤっと笑い

「ほんと?じゃあちょっと待ってて。」

裏の事務所へ行きパソコンを見出した。


俺はコソッと川島に話す。
「すんません。」

川島も声を秘そめて
「いえ、刑事って言わないほうがいいのかと思って」

そう、俺の名前はここでは出せなかった。

また杉田課長にどやされるからだ。


「店長〜これでいいですか?」

笑顔で本田が紙を持ってやってきた。

「ああ、ありがとう。じゃあ今度店にきた時、俺の名前出してね。言ったおくから。」

本田はニコニコして、
「ありがとうございます〜」
と頭を下げていた。

紙には購入した日付、品物、金額が載っていた。

俺達は足早に店を出た。

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―深愛―果てにあるもの ©著者:まいん

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