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10章:真相 (8/8)


「じゃあ、ちょっと行ってくる。遅くなるから寝てていいよ。」

コートを羽織りながら、靴をはく。

「いいよ〜真っ直ぐ帰って。大樹んちの方が、飲み屋から近いじゃん。」

玄関まで見送る。

「俺、真美ちゃんがいないと眠れないのぉ〜。」

ふざけた口調で言ってるけど、心配してくれてるのがわかる。

「バーカ。んじゃ、気をつけてね。」


笑ってると、振り返りキスをしてきた。


「行ってらっしゃい。」


鍵を閉め、部屋に戻る。


――――DVDを確認しなきゃ。


と思ってはいても、なかなか見る気がしない。


―――部屋、片付けてからにしよう。


テーブルを片付けながら、いろんな事が頭に浮かぶ。


当然、差出人のない封筒。
いつものヤツだ。


―――片付けが終わって、パソコンでDVDを起動させる。


落ち着こう。。。

大丈夫だから。


パッと画面が写し出された。

薄暗く、どこなのかイマイチわからない。

無音だ。


どこかの部屋―――


しばらくすると、カメラが動きだし、足首が見えた。

両足が縛られてる。

――――椅子?


ゆっくりとカメラが上へ動きだす。
足首から・・・開かれた膝、そして―――


アタシの―――性器が映る。

カメラは段々と上へ―――

お腹から胸
どうやら手は後ろに組まされているらしい。
首から、顔・・・
口からは、ヨダレを垂らしてる。


目隠しをされているが、間違いなく―――アタシだ。


カメラが急に引いて、全体が映し出された。

部屋が、ぼんやりと明るくなる。


「うそ・・・!。」

――――アタシは驚愕した。


先ほどから、感じてた違和感。


その部屋は―――


ここだった。


間違いなく、アタシの部屋―――


思考が止まる。


どうして・・・!


いや、それよりもどうやって部屋に・・?

・・鍵!

あの時・・・奪われて、開けられた?


急に背筋が寒くなり、恐怖が襲う。

カメラが切り変わった。

白い紙らしきものに文字が書かれてる。


《マミチャン、イツモソバニイルカラネ》


――――そこで、DVDは終わってた。


アタシはたまらなくなって、電話をする。


「梨香、お願い!今日泊めて。」


アタシは財布と携帯と鍵を握りしめ、逃げるように部屋を後にした―――

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―深愛―果てにあるもの ©著者:まいん

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