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9章:それぞれの朝 (3/5)


――――いつもの携帯のアラームで目が覚めると、大樹がいた。


―――大樹の顔が疲れてる。


話しを聞くと、なんとなく思い出してきた。


大樹・・・相変わらず嘘が下手だね。


多分、間一髪なんかじゃない。

アタシは襲われたんだろう。


酷く曖昧な記憶の中・・・カラダに舌が這いまわる感覚が残ってる。


ただ本当に、挿入はされてないみたいだ。
その感覚がない。

昨日着ていた服も見当たらない。


気持ち悪いから捨てたと言うけれど・・・



「真美・・・?」


大樹が心配そうに見てる。


笑わなきゃ


「あ、うん・・・わかった」


大樹がホッとしている。


ごめん・・・

心配かけて。。。


アナタには笑ってて欲しい。


他には何もいらないの。


そして、アナタ以外に失うものもない。


襲われたって平気なんだよ。


だから・・・ね、笑ってよ。
怖い顔・・・しないで。


下手な嘘をつかせてごめんね。



・・・・そういえば昨日の夜、梨香もいた。

何か知ってるかな?



後で電話して、聞いてみよう。


「じゃあ、俺行くわ。」

立ち上がり、ベッドに近付いてくる。


「俺も休みてぇ〜!」

ギューっと抱きついてくる。


「休んじゃえ〜。」


大樹の首に手を回して、ベッドに引っ張り込む。


キスをする。


長く熱いキス。。。



「・・・・・じゃあ、行く」


「うん・・・行ってらっしゃい」


名残惜しそうに、手を離す。


「昼にご飯食べにくる。なんか買ってくるから家にいて。」


上着を着て、ネクタイを占め直す。


「わかった。早く帰って来てね。ダーリン♪」


照れ笑いをしながら、
「バーカ」

と言いつつ、出て行った。


鍵を占める。


―――――カラダのアチコチが痛い。


鏡の前で裸になって確認する。


両手首と両足首に微かに縛られた跡。


あとは・・・・


大丈夫みたい。



それにしても、頭が重い。


多分、薬かな。


ヤバイ薬だったらどうしよう。



不意に涙が流れる。



怖くない。


こんな事、なんでもない。




ごめんね、大樹。


辛い思いさせちゃって、ごめん。。。。


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―深愛―果てにあるもの ©著者:まいん

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