ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

7章:疑心 (2/7)

――現在――


「それじゃあ健ちゃん、またね☆

シャワー後、支度を終えると慌ただしく、梨香は帰って行った。


―――最近、梨香の様子がおかしい。

まず泊まる事が少なくなった。

以前は休みの前の日だと、必ず泊まってマッタリするのがパターンだった。

最近はなんらかの理由を付けて、必ず帰っていってしまう。


そしてもうひとつ、

携帯を片時も離さなくなった。


他のヤツが聞けば、「まあ今どきのコは」って思うかもしれない。

だけど以前の梨香は、違ってた。


ウチに忘れて帰るのも結構あって、自分でこう言ったのだ。

「携帯ってキライなんだよね。なんか縛られてるってゆーか・・」

それが今じゃあ、常に気にしてる。

前に二人でうとうと寝てたら、メールの着信が鳴った。

一目散にかけていき、直ぐにチェック。


―――他に男でも出来たのかもしれない。


だけど、俺達は付き合ってる訳じゃない。

と言っても、俺は他の女はどうでもいい。

梨香さえいれば。
何度も付き合おうって告ってる。

梨香は返事を濁す。

「仕事してる間は彼氏は作らないって決めてるの。でも健ちゃんの事は大好きだよ。」


梨香・・


お前は違うよな?



俺を裏切ったりしないよな?

母さんのように。。。



この前兄貴に会ってから、色々な事を思い出す。




・・・ヤツは、今何をしてるんだろう。



母さんが死んだ後、家を出たと聞いた。




俺がやった事は、間違いだったのかもしれない。


俺だけがガキで、皆大人だったのかも。。




・・・いや、やっぱり間違ってなんかいない。

父さんの事を考えたら、母さんも兄貴もわかってるはずだ。



色々と思い出してると、あの時の感情も一緒に湧いてくる。


あの――――

なんともいえない負の感情。


ヤツを殺りかけたときの、どす黒い快感のような―――


―――――オカシイのは俺か?(笑)



梨香・・・・



側にいてくれ。。。



24 /145

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

―深愛―果てにあるもの ©著者:まいん

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.