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7章:疑心
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【愛里ちゃんへ】
いつまで写真撮ればいいかな?
僕は別にいいんだけど、これといって証拠写真はないし。
とりあえず、最近の写真を渡したいから、会いたいな。
久しぶりに愛里ちゃんの感じてる姿もみたいな(*^o^*)/
―――――ウザイ。
アンタは写真を撮り続けてればいいの。
・・・コイツを選んだのは間違いだったかも。
一日に10通以上メールが届く。
最初のうちは、何か収穫があったのかと思ってメールをチェックしてたけど・・・
大概クダラナイ事ばっか。
――――・・・最後に役に立ってもらうためにもう少しガマンしよう。
「どうした?梨香」
真美ちゃんが心配そうに、梨香を見た。
そう、今日は真美ちゃんと楽しいお買い物。
「うぅん!なんでもな〜い。ただの迷惑メールだよ。もーほんとウザイよねぇ。」
真美ちゃんが顔をしかめる。
「あ〜ほんとウザイよね。アタシ、拒否ってるよ〜。あ、これ梨香に似合いそぉ〜」
真っ白なふわふわのワンピ。
「そぉかなぁ?でも子供っぽぃ〜可愛いけどね。」
真美ちゃんが笑う。
「いいじゃん。こういうのが似合うのは、若い証拠だよ〜アタシなんか、梨香と同じ歳にはみられないもん。悲しいわ、ほんと。」
――――そんな事ない。真美ちゃんは綺麗で、いつも梨香は・・・。
―――♪♪〜♪
またアイツか。
「また迷惑メール?ほんとウザイね〜」
真美ちゃんが、苦笑い。
【愛里ちゃんへ】
あの計画はいつやるの?僕はいつでもいいけど!愛里ちゃんの都合に合わせるからね。
愛してるよ(*^-^*)
――――はぁ、ほんっとウザイ。。
【ひろくんへ】
今、実家だからあとからメールするね♪
愛里も愛してる♪
愛里より(*^.^*)/
――――あの計画。
実はあんまり気は進まない・・・
けど、しょうがないなぁ。
「梨香これに決〜めたっ♪」
真美ちゃんが選んでくれたワンピース。
違う服を見ていた真美ちゃんが、こっちを見てニッコリ。
「うん♪それいいよ〜梨香っぽい♪アタシはこれ。」
真美ちゃんが選んだのは黒い、背中が空いたニット。
「だめだよ〜梨香と色違いのワンピにしょ〜よ〜」
真美ちゃん・・・
ごめんね。
真美ちゃんには、ちょっと辛い思いをしてもらわなきゃならないの―――
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―深愛―果てにあるもの ©著者:まいん
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