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15章:〜キャバ嬢〜 (1/2)

15章:〜キャバ嬢〜

15分くらい歩いたら雑居ビルに着いた。

看板にも名刺と同じ【G&B】って書いてあるのを見て安心した。

中に入ってみると、まだ開店前だった。
8卓と小さいながらも豪華でキラキラした内装に目を奪われた。

そして店長が席に案内してくれて、話を進めた。

給料の事、歳の事、仕事内容…

正直迷った。
給料は確かに魅力的で楽しそうな仕事…でも知らない人と…しかも歳が離れた人を…酔った人と話すの苦手だ…

でも私に出来る仕事はもう無い。やってみるしか無いんだ!

愛里》働いてみたいです!
店長》まじか〜!いつからこれる?

愛里》いつからでもOKです!

店長》おし!じゃあ今日は場慣れだけしていけ。

愛里》はい!…ん?場慣れ?なんすか?

店長》もう少ししたら開店だから、女の子も揃うだろうし、店の雰囲気、女の子の質、この世界を見てみて。

愛里》分かりました。


一時間くらいするとドアがカラン♪と鳴ってコツン、コツンとヒールの音が聞こえて来た。

綺麗なドレスに身を包んで、化粧も髪型もお姫様みたいでビックリした。

「店長〜おはようごさいま〜す♪」テンション高く挨拶をしたのは、この店の№1キャバ嬢 咲(さき)だった。

次々に女の子が出勤してきて、私は場に慣れるどころか行き場がない状況だった。
皆、見た目からして年上だし、知らないし、何を話せばいいのか、ましてや話かけていいのか、挙動不審な私を見て店長が来た。


店長》挙動不審だぞ(笑)
取って喰ったりしないぞ〜まずは紹介するな!

と言って店の女の子の紹介を始めた。

正直に言って、№1、№2、№3までは貫禄的にオーラが違ったのは初心者の私でも分かるくらいだから覚えたけど…他の方は…馬鹿だから覚えられなかった(笑)

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私を変えたモノ… ©著者:愛里

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