名前は亜希子。

ちょっと似た環境の私達は入学してすぐ自然と話をするようになり、仲良くなった。

亜希子にはすべて何でも話してた。亜希子は信じれたから。亜希子は真面目では無かったけど、決して影で悪口を言わない。
思った事はその時に言う。
亜希子を苦手な子は多かったが、私と似た性格の亜希子は私の唯一の友達なのだ。

夏休みも毎日のように一緒に居て、門限が厳しい私の家に、父が風呂に入ってる間に部屋に入れ、一緒に布団に入ってコソコソと話をする。そして朝になったら新聞取りに行くふりして亜希子を外に連れ出す。
私が準備を終えてバス停留所で亜希子は待ってる。

そんな毎日を過ごしていた。

でもそれも終わりを告げようとしていた……