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3章:新しい扉 (1/12)

3章:新しい扉

【ワンダー】は求人でも、初心者に優しい、ソフトサービスだという事を売りにしていた。




面接を終え、明日から早速働く約束をし、お店を後にした。
店長と前野さんに、笑顔で見送られながら。




二人とも、とても感じの良い人だ。
想像では、こういうお店はもっと強面な従業員がいるイメージだった。




そういえば、店内には女の子も数名いる様子だったけど、面接で個室にいた為、誰とも顔を合わせなかった。
どういう人達が働いてるんだろう…





その日の夜、寝る前にもう一度マルマルを読み返してた。




求人ページの他は、ホストクラブのページで占められている。





「全然イケメンいないじゃん…」




パラパラめくりながら、呟いた。
この人達にお金使う人がいるんだなぁ…
もったいない。




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