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6章:僕の気持ちと彼女の気持ち
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僕たちは店を出た
会話は無いままだった
僕は彼女を家まで送ることを申し出た
彼女は無言のまま、小さく頷いた
僕は彼女の隣を、彼女の歩幅に合わせてゆっくり歩く
僕たちを照らす街灯の、その影が伸びては縮み、また新たな影を作っていく
「…!」
僕の右手が彼女の左に触れた
僕はあわてて手を引いた
そのまま、しばらく歩き続けた
また、手が触れた
だが今度は手を引かなかった
僕は手のひらで、彼女の手の甲を包み込んだ
鼓動が高鳴る
(彼女に触れるのは、いつぶりだろうか?)
彼女はすぐさま、手の甲を返し、僕の手を握り返してきた
彼女をそっと見る
彼女も僕を見ている
お互いに笑みがこぼれた
僕の指は彼女の指と重なりあっていた
彼女の温もりが伝わってくる
相変わらず、言葉は交わしていなかったが、それはもう先ほどの気まずい沈黙ではなかった
お互いの気持ちが通じ合っている気がした
あの角を曲がればもう家だと、彼女が告げた
ひと気のない住宅街
僕たちは立ち止まった
目と目が合う
手は繋がれたままだ
そして僕たちは唇を重ね合った
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